ブログ更新「桜の季節が来ると亡き母を思い出します」
2021年3月26日

今日は亡き母のお誕生日。
夫といち日違いなので、母が生きている時は毎年のように、一緒に食事に出かけていた。
桜の季節。車の窓から見える桜に子どものようにはしゃいでいた。
桜を見る度に、桜咲く季節を楽しみにしていた母の笑顔を思い出す。
この世の全てのものには始まりがあって終わりがあると知っているつもりでも、大切な人との突然の別れは、なかなか受け入れがたいもの。
枕草子に「花は春が来ると、また咲き誇る。しかし、花を楽しんでいた人は、もう帰ってこない。」(第128段)
を思い浮かべました。
子どもの頃の桜は、ただきれいで嬉しくて楽しかったのだけれど、いつしか美しく咲き誇る桜の中に桜散る景色も同時に見えるようになった。
今は春爛漫。このひと時亡き人の分まで、思いっきり桜を楽しみたいと思う。